「はあ…、楽しかった旅行も終わり。明日から娑婆に戻るのかあ…」
「ま…まあ、元気出してくださいよ!」
(そもそも「しゃば」ってなんのことだ?汗)
なかなか多用する機会の多いこちらの言葉ですが、あなたは正確に使えていますか?
今回は
娑婆の意味や語源、使い方を例文付きで紹介するのでぜひ参考にしてください!
娑婆(しゃば)の意味は?
娑婆(しゃば)とは、一般社会のことを指します。
つまり、我々が生きている、この世界のことです。
毎日毎日、満員電車にすし詰めになり、上司に怒られ、部下から失笑を買い、同僚からは白い目で見られる…。
こういった、いわゆる「苦」のある世界を娑婆というのですね。
よく映画などで「もう戻って来るなよ」と看守に言われながら、塀の外に出た主人公が「久々の娑婆の空気は、うまいぜ」などと言うシーンがありますね。
この場合の娑婆は、世間一般から隔離された場所から見た、一般社会の総称です。
ですので「一般社会、ただいま!」という意味で捉えてくださいね。
娑婆の語源は?
娑婆の語源はサンスクリット語の「サハー」を音訳したものです。
ちなみにサハーとは意訳すると、仏教用語でいうところの「忍土」にあたります。
忍土とは、その字の通り、忍ぶ土、つまり耐え忍ばなければならないこの世界という意味です。
娑婆の語源はなんと、仏教用語なんですね!
人間は苦しみを学ぶために生まれたと、お釈迦様は仰っていますが、そろそろ筆者にも幸せがほしいと願う、今日この頃です。
娑婆の使い方を例文付きで紹介!
一般生活に戻るという意味で使う時
隔離されていた場所から出たことを表現する時
いかがだったでしょうか?
今回は「娑婆」の意味を取り上げてみました!
まさか、普段口にするこちらの言葉が仏教用語だったとは驚きですが、何かを学ぶことも修行の一環です。
ぜひ、人生という修行に取り組んでいきましょう!