「コンビニの店員に塩対応されて、めっちゃむかついた!」
このように言われたら、意味はわかりますか?
最近はテレビなどでもよく耳にするようになった「塩対応」という言葉ですが、聞いたことはあるけど実際にどう使えばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは塩対応の意味や語源、使い方を例文付きで紹介しますので、ぜひ参考にして下さい!
塩対応の意味は?
塩対応の意味は、そっけない、つんけんしている、愛想のない、冷淡で優しくない接し方を指します。
塩のように「しょっぱい」対応という意味です。
「しょっぱい」は主に塩辛さを表現する言葉ですが、この他に表情などに不快さが表れている様子を指すことがあります。
また、相手を舐めている、相手に舐めた態度をとるという意味を表すこともあります。
これは、人は味覚でしょっぱいと感じると、舌なめずりをします。
それが比喩表現として、人を舐めているという意味になったのです。
塩対応と呼ばれる対象は、芸能人などの有名人や政財界の著名人、つまりマスコミに注目されやすい人に多く見受けられます。
特にアイドルの握手会や撮影会などでファンと間近で接する機会が設けられた会場で、手の握りがゆるい、目を合わせてくれない、すぐに帰らせるなどの冷たくて素っ気ない対応を指す表現として用いられています。
単に「塩」と呼ばれることもあります。
この「塩対応」に対して、笑顔でたくさん話しかけてくれる、盛り上がらせてくれるなどの対応が優しい、ファンを大事に扱う真心が感じられる対応は「神対応」と呼ばれます。
塩対応の語源は?
塩対応の語源は、相手が不快な感じを受ける態度や対応をする「しょっぱい対応」から変化して、いつしか「塩対応」という塩対応の由来は、アイドルがイベント時にファンへの対応が素っ気なく、がっかりしたファンがそのアイドルの様子を塩対応と表現したことによります。
塩対応のアイドルでは「ぱるる」こと元AKB48の島崎遥香さんが有名ですが、今ではアイドルに限らずショップの店員さんや一般人などにも使われています。
友達同士だと、「素っ気ない」と言うよりも「塩対応」と言う方が冗談めいた意味を持ち、深読みされないということもあるようです。
ちなみに元ネタとなった「しょっぱい」の語源ですが、塩映い(しおはゆい)が促音化・音韻変化したものと考えられています。
「はゆい」という表現は目映い(まばゆい)という言葉でも使われていますよね。
塩対応の使い方を例文付きで紹介!
塩対応という言葉は使いやすそうですね。
ぜひ使ってみて下さいね。