「お前って、ネクラだよね。」
突然、とある友人が私に言ってきました。
私は、「ネクラ」の意味が分からず、とりあえず、「ありがとう」と返事をしました。
私は、「ネクラ」の意味を知ったとき、「ありがとう」と返事した自分が、恥ずかしくて仕方ありませんでした。
このように、恥ずかしい思いをしないように、「ネクラ」の意味や語源、使い方を例文付きで紹介するのでぜひ参考にしてください!
「ネクラ」の意味は?
「ネクラ」とは、外見や見た目は明るいが、実は、暗い性格であることを意味します。
何事にも積極的で、コミュニケーション能力が高い姿を見せるが、実は、恥ずかしがり屋だったり、ネガティブな思考を持つ人間であったりという感じです。
しかし、最近では、意味が少し変わり、外見自体が地味で、コミュニケーション能力が低く、見るからに性格が暗そうな人を指して、「ネクラ」が使われています。
意味からも明らかな通り、人を褒める言葉ではありません。
「ネクラ」は、死語になったという意見もありますが、現在でもTwitterなどで使われています。
「ネクラ」の類義語としては、「ダウナー(系)」が挙げられます。
「ダウナー(系)」の意味も、周りの雰囲気を崩すような暗い性格の人を指して使われます。
「ネクラ」の語源は?
「ネクラ」の語源は、「根が暗い」をカタカナにして略したものです。
漫画家のいしかわじゅんさんによる造語です。
「ネクラ」は、1982年に流行しました。
芸能人のタモリさんが、ラジオ番組「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)で「根が暗いやつ」をテーマにして話したことが流行の発端という意見が多数あります。
しかし、TBSラジオ番組「パックインミュージック」のパーソナリティの発言が発端とする意見が有力です。
ちなみに、「ネクラ」の対義語が「ネアカ」であり、「根が明るい」をカタカナにして略したものです。
「ネクラ」の使い方を例文付きで紹介!
自分以外の人に対して使うとき
最近の意味に従えば、「お前の彼女は、地味だな。」という意味になります。
「ネクラ」は、名詞として使われるのが通常ですが、以下のように形容詞的に使われたりもします。
私は、ネクラだから、友達がいない。
ネクラな俺にとって、合コンは苦手だ。
自分に対して、「ネクラ」を使うと、自虐的になります。