「送ってもらった荷物、テレコになってなかった?うちは3つで良かったのに5つも入ってたよ。」
「え!じゃあどこか足りない人がいるのかも!(テレコってなんだろう・・・)」
「住所似てるから間違えちゃうよね」
「すみません。教えて頂いてありがとうございます!5つ差し上げますので」
「そりゃありがとうね」
意味を知らないと話が通じなくなって困ってしまうこともありそうですね。
今回はテレコの意味や語源、使い方を例文付きで紹介するのでぜひ参考にしてください!
テレコの意味は?
テレコの意味は、互い違いになる、食い違っていることを指します。
例えば、両親それぞれへメールしたが、父親に送る内容を母親に、母親に送るような内容を父親に送ってしまった時などのことです。
また、入れ違いになってしまったり、意見の不一致が起こった時にも使用されます。
このように、テレコは複数の物事がスムーズにいかなかったときに、幅広く使用されている言葉です。
テレコの語源は?
テレコの語源は「人の手を入れ、交互にする」という言葉を略したもので、「人の【て】を入【れ】、【こ】うごにする」の、【てれこ】をとったものです。
テレコは歌舞伎用語として使用されており、歌舞伎では二つの異なる筋の脚本をひとつの脚本にまとめ、一幕ごとに交互に進行していくことを、てれこと言います。
現代のドラマや小説、漫画やアニメなどでもよく使用されている手法ですね。
ただテレコという言葉自体は関西弁の方言の一つでもあるため、年代というよりは地域性のある言葉だといえます。