「バイトのシフトがマジきつくてタヒるー」
「昨日ドラマを10話一気見したらタヒった」
LINEやツイッターなどでよく目にする「タヒる」ですが、意味はご存知でしょうか。
今さらヒトには聞けない「タヒる」の意味や語源、使い方を例文付きで紹介するのでぜひ参考にしてください!
タヒるの意味は?
タヒるの意味は「死ぬ」、「死にそうなほど絶望的だ」で、大変な状態を冗談ぽくあらわす効果があります。
「死ぬ」はむかしから「死ぬほど疲れる」とか「可愛すぎて死んだ」などの使われ方がされていましたが、これと同様の意味で「疲れすぎてタヒる」、「可愛すぎてタヒった」と表現することができます。
類義語では「オワタ」や「もうだめぽ」、「息してない」などがあります。
また、これとは別に医療用語で「頻脈」を意味するタヒルがあります。
タヒるの語源は?
タヒるの語源は、カタカナ横書きで「タヒ」と書くと「死」と似た表記になることから、それに「る」をつけて使われるようになったのがはじまりです。
半角で「タヒる」と表現されることも多いです。
2000年ころ掲示板サイト2ちゃんねる(今の5ちゃんねる)で生まれたネットスラングで、同じ成り立ちのものに
ネ+申→「神」
糸+冬→「終」などがあります。
「死ね」とそのままネットに書くと削除されたり警察に捕まったりする事件が発生したことから、それを防止するために書き替えて使われるようになった隠語です。
同じ由来のものに「市ね」や「氏ね」などがあります。
ちなみにこのタヒるは「体言+る」の形式が使われています。
これは、名詞や代名詞に強引に「る」を付け、長い語形を縮めると動詞らしくなることから、ジコる(事故)やパニクる(panic)コクる(告白)などのように若者ことばとして広く定着したものです。