「いや~、感動しました!」
「ヤバいっす!」
「あいつマジでネ申ってる」
(おっと、最後のは何て読むんだ!? 「・・・まじでね もうってる?」)
一見誤字のように見えますが、あえてそのような表記をしてより強調した意味を持たせる若者言葉が存在します。
今回はその中でも比較的メジャーな「ネ申」の意味や語源、使い方を例文付きで紹介するのでぜひ参考にしてください!
ネ申の意味は?
「ネ申」は神(かみ)と読み、意味は《最高だ》《素晴らしい》という意味で、神がかり的な事柄に対して最上級の褒め言葉として使われます。
また、自分にとって一番の好みであることを表現するために使用されます。
要するに「神!」と言いたいときに使うネット用語です。
また「AKB48ネ申(ねもうす)テレビ」というテレビ番組が放送されていたため、AKBグループで一押しのメンバーや楽曲に対して用いられることが多いようです。
ネ申の語源は?
「ネ申」の語源、というよりは表記源ですが、これはまだワープロの時代、フォントサイズが自由に指定できなかった頃に遡ります。
当時、大きく強調したい文字は、幅を2倍にして「倍角文字」として表記されていました。
ところが、パソコン通信ではテキストファイルしか送れなかったため、その倍角による強調すら使えませんでした。
その際に、多くの漢字は偏(へん)と旁(つくり)で成り立っているため、別々の文字で表現できれば「倍角っぽくなるのでは」と考えた人がいました。
例えば、野村 ⇒ 里予 木寸 のようなものです。
こうして、1つの漢字を2つの文字で表す概念が生まれ、特に強調したい言葉である「ネ申」が生まれました。