「ねぇ、バイト仲間のLINEグル―プチャットマジでついていけないんだけど」
「抜けられないから困るんだよね、私基本的にROMってるよ」
「いちいちコメント求めてくるのがウザいんだよねー」
最近では死語になりつつある言葉ですが、インターネット上ではよく使われている言葉のようです。
今回はROMるの意味や語源、使い方を例文付きで紹介するのでぜひ参考にしてください!
ROMるの意味は?
ROMるの意味は、2ちゃんねる等のインターネット掲示板などで、読むだけで書き込まない利用者を意味する和製英語です。
また、グループチャットを行っている時に一時退席をすることも指します。
自主的に黙る事を「ROMる」と言いますが、2ちゃんねる等では「ROMってろ」など、他のユーザーに対しても使用されています。
これは【コメントを書き込まず閲覧のみにして下さい】という意味です。
例えばあるゲームについて皆が話している中で、そのゲームを知らない人が初歩的な質問コメントをしたり、
急に一人で長々とコメントしたりと、空気の読めていないユーザーに対して使われます。
ROMるの語源は?
ROMるは、はじめからデータが書き込まれた状態で製造され、そのデータを読むことは出来ても書き込むことは出来ない半導体メモリのことを意味する「ROM」に由来しています。
このROMは「read only memory」の頭文字をとったものですが、このmemoryをmemberともじって「Read Only Member」として頭文字をとって生まれたのが、読むだけの人を意味するROMという言葉です。
そして、それを動詞化したものがROMるとなりました。
インターネットがない時代は、パソコン通信会社と契約した上で自分の興味のある掲示板などへの参加続きが必要でした。
しかし、そこへ参加していても何も書き込みを行わず、読むだけの参加者を指したROMという言葉が使われ、現代まで同じようなニュアンスで使われています。