初めて平常運転を聞いた人
B「Aくんにお金を貸したけど、一か月たっても返してくれない」
C「彼の場合、それは平常運転だよ」
お金の話なのに「運転?」と混乱してしまいそうですが、若者のあいだではよく使われることばです。
そんな平常運転の意味や語源、使い方を例文付きで紹介するのでぜひ参考にしてください!
平常運転の意味は?
平常運転は「いつも通り」という意味です。
読みは「へいじょううんてん」で、SNSや日常会話などでも多く使われています。
よく、ことばの裏に「一般的に考えると非常識なことだが、その人(たち)にしては普通」という皮肉が含まれることがあります。
冒頭の会話では、Cさんの内容は「人にお金を借りても返さない非常識なAにしたら、いつも通りのことだ」という皮肉めいた意味になります。
類義語には通常運転がありますが、使用頻度はどちらも同じくらいです。
平常運転の語源は?
平常運転の語源は「バスや電車などの公共交通機関が時刻表通りに運行されている」ということから来ています。
それが転じて、人に対していつも通りに起こることに使われるようになり、時として皮肉めいた意味合いを持つことが付加されました。
いつごろから使われ始めたかは定かではありませんが、ネットスラングとして紹介されているサイトが多いことから、インターネット普及後に広まったものと推測されます。
現在は、ツイッターや掲示板サイト、ブログなどでよく見かけます。
皮肉まじりで使われるほか、自分に対して自虐的な(または自慢の)意味で使われることも多く見受けられます。