「あのイベント、ポシャったって知ってる?」
(…「ポシャった」ってどういうことなの?)
今回は、「ポシャる」の意味や語源、使い方を例文付きで紹介するのでぜひ参考にしてください!
「ポシャる」の意味は?
「ポシャる」とは、予定や計画が途中で取りやめになること、駄目になること、つぶれることを意味します。
最近できた言葉ではなく、昔からある言葉で、外来語です。
業界用語や最近できた若者言葉のようにも聞こえますが、広辞苑などの国語辞典にも掲載されている言葉です。
ただ、公的な場面やかしこまった場で使う言葉ではなく親しい人同士で使う言葉なので、そういった時には、同じような意味の「頓挫する、おじゃんになる」と言い換えることができます。
「ポシャる」の語源は?
「ポシャる」の語源は、はっきりしていませんが、フランス語で帽子を意味する「chapeau」(シャッポ) からできた言葉と言われています。
シャッポを脱ぐ、つまり帽子を脱ぐこと、兜を脱ぐことは「降参する」という意味で使われることから、「シャッポ」の倒語(ひっくり返した言葉)である「ポシャ」という言葉ができました。
さらに動詞化されて「ポシャる」という言葉ができたと言われています。
降参するという意味から広がり、取りやめになる、駄目になるといった意味でも使われるようになりました。
計画していたことが取りやめになることは残念なことですが、「ポシャる」という言葉を使うことでその響きもあってユーモアが加わり、会話があまり深刻にならずに済みます。
ちょっとした予定がなくなったときから、ずっと準備、計画してきたことが取りやめになったときまで、幅広く使える言葉です。