「新作映画良かったなぁー!」
「でもあの名作になんか雰囲気似てなかった?」
「オマージュなんだってよ」
「オマージュねぇ。。。(よく聞くけど、どんな意味なんだっけ?)」
テレビや雑誌でもよく使用されていますが、いざ意味を問われると戸惑ってしまう言葉だという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はオマージュの意味や語源、使い方を例文付きで紹介するのでぜひ参考にしてください!
オマージュの意味は?
オマージュとは、憧れている作品に尊敬・敬愛の念を込めて、その作品のような作品を自分でも創ることを意味します。
ちなみにオマージュはフランス語ですが英語に訳すとリスペクト、尊敬を表す言葉です。
主に芸術や文学、音楽、映画、ドラマやアニメ、漫画などの分野で使われることが多いです。
わざと「真似をしてやろう」という意思を持ってつくられたものではなく、「ああなりたい(ああいうものを作りたい)」という気持ちから創作されたもののことです。
例えば夏目漱石の《吾輩は猫である》のオマージュ作品として、内田百閒による《贋作吾輩は猫である》が、三島由紀夫による《我はいは蟻である》という小説が創作されました。
しかし、パクリとどこが違うのかについては明確な基準があるわけではないので、若干意味が曖昧な言葉ではあります。
ほとんどのオマージュ作品は、新しく創った作品が元の作品のオマージュであることを明らかにしています。
尊敬の念と誠意がある点で違うと言うことでしょうね。
オマージュの語源は?
オマージュの語源は、フランス語で敬意、尊敬、献辞、賛辞などを意味するhommageという言葉です。
中世ヨーロッパでは封建制度が続いいたことから、主君に忠誠を誓うための宣誓を表す時に使用される言葉で、本来は政治的な意味の強い言葉でした。
そのため、フランス語では現代日本で言われているような意味では通じず、あくまでも日本の中で使用される場合にのみわかってもらえる言葉なので、注意が必要です。