とあるLINE上での友人との会話です。
友人「今日の体育祭は、盛り上がったー!アツモリ~!」
私「誰だよ。アツモリって。」
友人「アツモリは、人の名前じゃないよ。」
友人「アツモリも知らないの?」
私は、友人に少しバカにされてしまいました。
あなたは、流行りの言葉についていけていますか。
そこで、「○○盛」の意味や語源、使い方を例文付きで紹介するので、ぜひ、参考にしてください!
スポンサーリンク
「アツモリ」「○○盛」の意味は?
「○○盛」とは、ある気持ちなどが最高潮に達する状態を意味します。
上記のように私が知らなかった「熱盛(アツモリ)」とは、テンションが高い、気持ちが熱い状態を表します。
「熱盛」は、カタカナで書いたり、変換のわずらわしさから「敦盛」と書いたりもします。
「熱盛」の他に、「悲盛(カナモリ)」「乙盛(オツモリ)」「怒盛(オコモリ)」「笑盛(ワラモリ)」などがあります。
「悲盛」は、非常に悲しい状態、「乙盛」はお疲れ様の気持ちでいっぱいの状態を表すといった感じです。
ちなみに、「話を盛る」などの「盛る」は、物事を大げさにするという意味なので、「〇〇盛」の「盛」とは、意味が違いますので、注意してください。
「アツモリ」「○○盛」の語源は?
「〇〇盛」の語源は、テレビ朝日のニュース番組「報道ステーション」のスポーツコーナーで使われた「熱盛」です。
同番組のスポーツコーナーでは、プロ野球の熱いプレイがあると、「アツモリーっ!!」との音声とともに「熱盛」のロゴが画面右下にバシッ!と表れる演出を行っていました。
ところが、2017年4月20日に放送事故が起きました。
真剣なニュースを伝えている際に、突然、「アツモリーっ!!」の音声とともに「熱盛」のロゴがバシッ!と出てしまったのです。
それは、場の雰囲気を壊すような形でした。
同様の放送事故は、2017年8月24日にも起きました。
このような放送事故が、ネット上で話題になり、ふざけて「熱盛」を使う者が増えていき、「熱盛」が流行り始めました。
この流行を受けて、テレビ朝日は「〇〇盛」を使ったLINEスタンプをつくるに至りました。
ここで、「悲盛」「乙盛」「笑盛」などのスタンプが誕生しました。
「〇〇盛」の火付け役は、同番組にあるといえます。
スポンサーリンク
「〇〇盛」の使い方を例文付きで紹介!
「熱盛」以外の「悲盛」「乙盛」などの言葉は、使い方に戸惑う声があり、人によって使い方が様々なのが現状です。
そこで、「熱盛」の使いかたをみて、「○○盛」の使い方を参考にしてみてください。
いきなり、「熱盛」が会話に登場するとき
これは、単純にノリです。
突然、会話の途中で「アツモリー!」って叫ばれたら、ちょっと吹き出しそうになりませんか。
いきなり、「悲盛―!」や「怒盛―!」と叫ばれたら、話を聞いてあげましょう。
語尾に「熱盛」があるとき
⇒今日の試合、盛り上がったー、テンション上がったー!
感動をありがとうなどと声援を送っている状況を「熱盛」という言葉で表現していることもあります。
⇒この曲を聴いたら、気持ちが熱くなる!
この例文をみると、感情が高ぶった経験を述べた後、語尾に「○○盛」を使うのが特徴のひとつといえます。