「遊ぼう」っていうと「だるい」っていう。
「ばか」っていうと「お前がバカなんだよ」っていう。
「もう遊ばない」っていうと「必要ねぇ」っていう。
そうして、あとでさみしくなって、 「ごめんね」っていうと「二度と帰ってくんな」っていう。
こだまでしょうか?いいえ、「うちの嫁」です。
最近、このような文章をネットの掲示板などで見たことはないでしょうか。
「こだまでしょうか?」の意味や語源、使い方を例文付きで紹介するのでぜひ参考にしてください!
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「こだまでしょうか?」の意味は?
「こだまでしょうか?」の「こだま」は、声や音の反響する状態を指す言葉のことです。
新幹線の「こだま」ではありません。
そして、ネット上で使われる「こだまでしょうか?」は、話のオチに絡んで使われる言葉です。
落語などで「〇〇とかけて○○と説く、そのこころは…」というのを聞いたことはないでしょうか?
ネット上で使われる「こだまでしょうか?」は、「そのこころは…」の使い方に近いです。
「こだまでしょうか?」の語源は?
「こだまでしょうか?」の語源は、詩人である「金子みすゞ」の詩です。
この詩は、東日本大震災直後のACジャパンのCMで使われました。
「ばか」っていうと「ばか」っていう。
「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。
そうして、あとでさみしくなって、 「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか?いいえ、だれでも。
この詩は、人によって解釈が様々であり、正しい解釈が定まっていません。
もっとも、人に対する思いやりを大事にしようというメッセージが込められているなどと解釈するのが多数です。
大震災直後に何度もこのCMで流れたこともあり、大多数の人の目に触れることとなり、流行り始めました。
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「こだまでしょうか?」の使い方を例文付きで紹介!
ネット上では、本来の意味を無視して、笑いのネタ、大喜利のように使われているのが現状です。
「遊ぼう」っていうと「今日は無理」っていう。
「明日は?」っていうと「明日も無理」っていう。
「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。
そうして、あとでさみしくなって、 「遊ぼう」っていうと「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか?いいえ、「一人ぼっち」です。
基本的にカギカッコの部分の言葉を言い換えて、「こだまでしょうか?いいえ」の後にオチをつけます。
しかし、もともとは、大事なメッセージが込められた詩です。
この詩を汚さないようにしましょう。