「香具師の言うことは信じるな」
「情報を知りたい香具師はDMちょうだい」
ネットを見ていてこんなことばを目にしたことはありませんか?
なんて読むの?どういう意味?
かつてネットで流行った、今でもたまに目にする「香具師」の意味や語源、使い方を例文付きで紹介するのでぜひ参考にしてください!
香具師の意味は?
香具師は「奴(ヤツ)」という意味のネットスラングです。
読み方は「やし」で、かつて2チャンネルなどの掲示板サイトで流行りました。
今では掲示板で目にする機会は減っているものの、フェイスブックやツイッターでたまに見かけることがあります。
「奴」が正式な場で使われることがないのと同様、香具師も匿名性が高い掲示板サイトやSNSなどでしか扱われませんし、「打ち文字」であるため日常会話などで使われることもほぼありません。
フォーマルな場では使わないようにしましょう。
香具師の語源は?
香具師の語源は、「奴(やつ)」が形を変えたものです。
1992年2月「あやしいわーるど」という地下運動を意味するアンダーグラウンドな掲示板サイトで固定ハンドルネーム「DTP」を騙った人物が使用したのがはじまりと言われています。
あやしいわーるどやその影響を多く受けた初期の2ちゃんねるでは、カタカナの見た目が似ている「ツ」を「シ」に変えて表現することば遊びが流行し、「ヤツ」も「ヤシ」と変えて書き込まれることが多くありました。
その「ヤシ」を変換させたのが「香具師」ですが、わざと文字を誤変換させて使う文化があった2ちゃんねるで好んで使われるようになり、やがて定着しました。
変化の流れをまとめると下になります。
【奴→ヤツ→ヤシ→香具師】
香具師(ヤシ)の本来の意味は、縁日や祭礼などで人出の多い場所で出店や見世物などで商売をしている人のことで、「かぐし」や「こうぐし」と読むこともあります。
香具師の使い方を例文付きで紹介!
2ちゃんねるで
- 空気読めない香具師がいるな
- 欅坂が好きな香具師は集合しる!
- お前みたいな香具師がいちばん嫌い
- そういう香具師は逝ってよし
ツイッターで
- 夕方〇〇駅前で踊ってた香具師は俺です
- 禁煙席でタバコ吸ってる香具師がいた
- 先生に告げ口する香具師なんなの?(怒)
- 自分のほかに真夏に鍋つついてる香具師おる?