「食べ物を粗末にしたツイッターの投稿が炎上することがよくあります」
「簡単にフォロワーが欲しくて過激な書き込みをしたら炎上した」
最近ツイッターやフェイスブックなどが「炎上」したと毎日のように話題になっていますが、炎上の詳しい意味や語源、使い方を例文付きで紹介するので、参考にしてください!
炎上の意味は?
炎上の意味は、ブログやフェイスブック、ツイッターなどSNSで発言したことに対し、非難や好意的ではない書き込みが短時間に殺到し、手がつけられなくなった状態を指すネット用語です。
炎上すると、コメントが集中するためにサーバーの動きが鈍くなったりパンクしたりするほか、利用していたSNSなどのサービスを退会しなければならないほど追いつめられたり、個人情報が特定されて拡散されたりするなどの事態を引き起こします。
一つのつぶやきに対する批判的な反応が瞬く間に拡散して被害が広がるさまが、炎が一気に燃え広がる様子に例えられるため、このように表現されています。
炎上
炎上した場合は当事者の対応が迅速で適切であれば「鎮火」できることは多いです。
一方、対応を間違うと却って反感が拡大してしまうことになり、「二次炎上」と呼ばれています。
炎上
「炎上マーケティング」という手法は、炎上がウェブ上で多くの人に注目されることを逆手に取り、意図的に炎上させて売り上げや知名度を伸ばすやり方で、別名「炎上商法」とも言われています。
「炎上ウォッチャー」とは、現在炎上している、炎上しそうなブログや書き込みを探して観察し「メシウマ」な気持ちに浸る人のことを言います。
「バズる」との違い
似た言葉に「バズる」がありますが、どちらも「短時間で爆発的に多くの人の注目を集め、話題になる」ことは共通しています。
相違点としては、「バズる」はプラスのイメージ、「炎上」はマイナスなイメージ、ネガティブな話題のときに使用される場合が多いので使い分けましょう。
炎上の語源は?
炎上の語源は、炎が燃え上がることです。
2004年「ブログ」ということばが認識され始めたころに出現し、2005年朝日新聞記者のブログが炎上した際、それを記事にしたあるブログで「炎上」と表現したことで広がりました。
ツイッターやフェイスブックなどでアクセス数を稼ぐことは容易ではありませんが、過激な書き込みは簡単に注目を集めることができるため、行動がエスカレートして炎上させてしまう人は後を絶たず、徐々に社会問題化するようになりました。
炎上の使い方を例文付きで紹介!
ブログで
- ネットで炎上した問題に時効は無い
- 最近楽しいことがないから炎上ウォッチャーでもしてみよう
- 新たに批判的な記事を追加したら二次炎上した
ツイッターで
- 炎上覚悟でツイートします
- 炎上を恐れていたら有名ブロガーにはなれない
- 炎上させてアクセス数を稼ぐ
ニュース報道で
- コンビニのバイト店員がツイッターを炎上させるニュースが頻繁に報道される
- お笑い芸人が大御所を批判した動画が炎上
- アイドルグループメンバーのツイートが炎上