「あいつ、トンデモすぎる。」
最近、Twitterなどで、このようにつぶやかれているのを見ませんか?
「とんでもない」なら、意味が分かりますが…。
「とんでもない」の「ない」は、どこにいったのでしょうか?
「トンデモ」と「とんでもない」は、どこか意味が違うのでしょうか?
「トンデモ」の意味や語源、使い方を例文付きで紹介するのでぜひ参考にしてください!
「トンデモ」の意味は?
「トンデモ」とは、とんでもないことを表し、現実や常識から反れた内容の主張や論理的ではなく論証されてない仮説などを意味します。
簡単に言うと、「トンデモ」とは、常識離れを意味します。
とんでもないとは若干使い方が違います。
常軌を逸したという意味のとんでもないこと=トンデモです。
たとえば、UFOや超能力など証明できない事柄に対して「トンデモ」現象と言ったり、常識外れの者を指して「トンデモ」な人と言ったりします。
「トンデモ」の語源は?
「トンデモ」の語源は、「とんでもない」です。
藤倉柵氏が書かれたエッセイ集の中で、常識離れした本を「とんでもない本」とよばずに、「とんでも本」とよんだことから、「トンデモ」という言葉が広まっていきました。
「とんでもない」は、「常識では考えられない」を意味し、状況によっては、相手の言う事を否定するときに使ったり、相手からの誉め言葉に対して謙遜しながら使ったりします。
ちなみに「とんでもない」は、「途(と)でもない」が語源です。
道理を意味する「途」+断定の「だ」の連用形「で」+係助詞「も」+否定の「ない」でできた言葉です。
ひどく道理から反れているものに対して「途でもない」と言われ、転じて「とんでもない」となりました。
現在では、「とんでもない」で一単語化しており、「とんでも」で区切りません。
「トンデモ」の使い方を例文付きで紹介!
形容詞のように使われる場合
「とんでも本」
例えば、エセ科学やUFOなどのオカルトを真剣に述べる本などが挙げられます。
「トンデモさん」
「トンデモな人」
⇒常識から反れた考えを持つ者を指します。
「トンデモ」を形容詞のように使い、「トンデモ」の後に名詞をつけて用いられることが多いです。
名詞として使われる場合
⇒常識から反れ過ぎている。
Twitterなどでよく使われる表現です。
強調として使われる場合
⇒とても(常識から反れて)かわいい。