カオスって、よく聞きますよね。
「うわ、カオス…」
「まじだ…(どんな意味だっけ…)」
こんなことありませんか?
普段何気なく使っている人でも、意味を聞かれるとちゃんと答えれなかったり、あいまいだったりしますよね。
そんな人のために、カオスの意味や語源、使い方を例文付きで紹介するのでぜひ参考にしてください!
カオスの意味は?
カオスの意味は、混とんとしている状態のことです。
簡単に簡潔にいうと...
- 「何が何だか、まったく分からない」
- 「収拾がつかない」
- 「めちゃくちゃ」
こんな感じです。
要するに、どういう状況なのか分からないぐらいめちゃくちゃだったり、その場がわちゃわちゃしていて収拾がつかなかったり、無秩序な状態のことです。
元々は英語でChaos、日本語では「混沌」という意味です。
混沌と言われても、あまりピンときませんよね。もっとくわしくみてみましょう!
混沌という言葉の意味、もとは「天地創造の前の状態」という意味です。
難しいですよね。
つまり神様が、この世を作る前の状態ということです。
これをもとに、
- ものごとが入り乱れて、定まってない状態
- これからの流れが見えない状態
という風な意味で使われるようになりました。
英語でも「Chaos(カオス)」という単語が存在していますが、和訳すると「混沌(様々なものが混ざって濁るというような意味)」となります。
では、カオスという言葉はどこから来たのでしょうか。
次は語源について紹介していきます。
カオスの語源は?
カオスの語源はギリシャ語で秩序のない混乱した状態を表す「χάος(ケイオス)」という言葉です。
ヘシオドスの創世記にカオスが登場します。
しかし、古代ギリシャ語のカオスは、今のような意味ではなく、別の意味で捉えられていました。
- 大口を開けた状態
- 隙間、裂け目
- 何もない空間
ギリシャ神話の天地創造は、カオスができるところから始まります。
カオスから、ガイヤ(大地)が生まれ、タルタロス(暗黒)、エレボス(闇)、そしてニュクス(夜)といった、始めのギリシャ神話の神々が生まれます。
大口を開けたような隙間、裂け目の何もない空間から生まれてきたということですね。
また神話では人種や思想、容姿がはっきりとは分かれておらず、天と地さえはっきり分かれていないような、混じり合った状態のことをいっていたようです。
このような無秩序の状態のことを、カオスというようになったのでしょう。
意味や語源が分かってきたところで、次はどういう場面で使うのか紹介していきます。
カオスの使い方を例文付きで紹介!
- 部屋が散らかっている→部屋がカオス
- 考えがまとまらない→頭の中がカオス
- 顔が整っていない、化粧がうまくいっていない→顔がカオス
このように色々使い道がありそうです。
もっとくわしく例文を出していきます。
- 部屋がカオスで探し物が全然見つからない。
- カオスなルールなので、誰が勝ったか分からない。
- カオス過ぎるストーリーで意味が分からない。
いかがでしょうか。
カオスという言葉を使うときは、「めちゃくちゃで状況が分からないとき」、「モノや思考がぐちゃぐちゃなとき」、「統一性がないとき」など使える場面はいろいろあるようですね。
意味や使い方がわかったところで、タイミングがあったら、どんどん使っていきましょう!